卒業旅行に広島へ…(獺祭本社、厳島神社、しまなみ海道etc...)
高専の卒業旅行として広島へ行ってまいりました。その内容を記事にざっくりとまとめます。
旅行は3泊4日で、広島県を中心に観光しました。
高崎駅から羽田空港へ
群馬県の高崎駅から羽田空港第2ターミナル駅までは、9時29分発の上野東京ラインに乗って、赤羽駅まで到着した後、京浜東北線で在来線やモノレールをうまいこと乗り継いで到着しました。ただ、羽田空港からは飛行機となります。
私が小さい頃に乗ったことがあるみたいですが、そんな小さい頃の記憶など残っていないので、実質初飛行機となります。
羽田空港内は、めちゃめちゃ広かったです。あと、高専に通っていた私からしたら、道行く女子は全員可愛いと思いました。
搭乗手続き(シンプルに不安)
自分で飛行機に乗ったことがない人間なので、搭乗手続きに手こずるか多少心配でしたが、直感でうまくいきました。航空券はネット予約で済ませたので、あらかじめ取得してあった予約番号を、券売機みたいなやつに入力すると、QRコードが描かれた搭乗券がウィーンって出てきます。
保安検査場(面倒)
保安検査場を見た途端に、面倒な雰囲気が漂っているのが感じ取れました。金属探知機ゲートやら、X線付きコンベヤーやら、モニターを眺める監視員の姿など、テレビや動画などのメディアでもよく見る光景です。財布、イヤホン、鍵やパソコン、さらにはベルトといった、金属含んでいる物を全部かごに入れる必要があるので割と面倒でした。しかし、面倒でも仕方ありません。機内に爆弾でも持ち込まれたり、機内で燃料を撒かれたり、銃器を見せてハイジャックされたら、たまったもんじゃありません。旅行が楽しくなくなるどころか、生きて帰れなくなります。
ちなみに、金属探知機は3往復もしました。割とうるさめの音量でピッピピッピ鳴ります。
離陸(楽しい)
滑走路に入ってしばらくすると、エンジンがウォーミングアップし始めます。そして、前進を開始して数秒後に物凄い加速をして、十分な速度に到達すると離陸します。また、離陸後しばらくの間は機内が多少上下しますが、これもスリルがあって楽しいです。
飛行機は地上から10km以上の高度を、時速600km/hくらいの速度で飛び続けます。
着陸
羽田空港から広島空港までは、大体1時間15分で到着します。割とすぐに到着しました。関東地方から、1時間ちょっとで中国地方へ飛んでいくので、ちょっと不思議な感覚ですね。宿泊予定のホテルは広島駅近くにあるので、広島駅まではバスで移動します。バスは、広島空港と広島駅の往復券を購入しました。2700円くらいだった気がします。往復券は、一週間以内に使わないと、期限切れになってしまいます。
一日目
到着した時間が午後4時半前くらいだったので、あまり大きな移動をすることができません。なので、近場で観光できる場所に行きたいと思います。
二日目
二日目の予定は、友人4人と獺祭蔵と厳島神社の観光です。ただし、獺祭蔵の見学はできません。というのも、獺祭蔵の見学は土日のみ行っているため、月曜日に訪問した私は見学できませんでした。しかし、獺祭本社のすぐ脇にある獺祭ストア(直営店)は基本的にいつもやっているので、そのあたりをメインで訪れました。
獺祭蔵
広島駅から、電車とタクシーで約2時間ちょっとです。電車は山陽本線と岩徳線を乗り継いで移動します。岩徳線は、ICカードが使えない駅が多く、列車の本数も少ないです。さらに言えば、列車は一両で運行している場合が多いので、本当に山奥を縫うように走る列車という感じです。しかし、獺祭蔵が山口県の山奥にあるので、仕方ありません。ちなみに、蔵の最寄り駅は周防高森駅となっています。最寄りと言っても、5kmくらい離れていますが…
こんな感じで、岩徳線の列車は一両の場合が多いです。
周防高森駅に入る寸前に、大きく「獺祭」と書かれた建物が見えてまいりました。一気に雰囲気が出てきますね。
周防高森駅からは、タクシーで移動します。往復でだいたい5000円強ですが、4人で利用したので割り勘で4分の1になりました。そして、山をちょうど登り切ったあたりで、左手に場違いなビル、そして右手にはオシャレな建物が見えてきます。獺祭本社と、獺祭ストア(獺祭の直営店)になります。
直営店では、獺祭はもちろん、獺祭の製造過程で発生する酒粕を利用した石鹸、アイス、甘酒や、精米時に砕けてしまった酒米を使った煎餅、さらには飲用不可の消毒用アルコールなども扱っていました。
あと、店内にはエヴァンゲリオン初号機がいました。作品の中にも、獺祭が登場しているみたいです。
さらに、獺祭の酒粕から造られたアイスもいただきました。
ほんのりお酒の風味は感じますが、その風味は強すぎることはなく、かなり食べやすいです。日本酒の風味よりも、バニラ感の方が強く、お酒の風味で台無しになることが無いように、しっかりとした調整がされている気がしました。非常に美味しかったです。しかもバニラ以外にも、いろんな種類の味がありましたが、とりあえずバニラ味を頂きました。
醸造過程の見学はできなかったものの、かなり楽しませていただきました。
厳島神社
獺祭ストアを訪問した後に、厳島神社に行きました。山口方面から広島駅へ帰る途中に、宮島口駅があり、その駅から少し歩くとJRが運営しているフェリー乗り場があります。そこからフェリーに乗って厳島へ行きます。が厳島神社は、水面に浮かぶ鳥居として有名な世界遺産です。しかし、現在(2022年3月7日時点)は改修工事の影響で、例の大鳥居を見ることはできませんでした。
しかし、裏を返せば今しか見ることができない、工事中の大鳥居と考えることもできます。そう考えれば、めちゃくちゃレア(?)かもしれません。
鹿が多い
奈良の観光地同様に、野生の鹿があちこちにいます。
野生とはいっても、観光客が多い影響なのか、安全の為しっかりと角がカットされています。
御朱印
厳島神社で、人生初の御朱印をいただきました。意外とシンプルできれいです。
多分、春夏秋冬でデザインが用意されており、これは春のデザインだと思います。
私の友人も、何人か御朱印を描いてもらってました。
揚げもみじ饅頭
もみじ饅頭を揚げたやつです。一般的な土産屋さんで売っているもみじ饅頭とは違って、揚げてあるのでカリカリです。しかも、味も小豆、チョコレーやカスタードなど、色々な種類があります。以下の写真は、瀬戸内レモン味です。
二日目の観光はこれで終了です。
三日目
三日目は、しまなみ海道を自転車で爆走するのがメインの観光です。しまなみ海道は、広島県尾道市から愛媛県今治市を結んでいるサイクリングロードです。全長は約70kmで、往復すると単純計算で約140kmになるので、一日で往復するのは非常に厳しいというか、無理ですね。そもそも、片道で70kmくらいあるので、普段あまり自転車に跨っていない人だと、これでもかなりキツイと思います。
そこで、今回の旅では愛媛県今治市までは行かずに、生口島にある、瀬戸田港からフェリーで尾道まで帰ってきました。つまり、実際には30kmくらいを自転車でこいだことになります。
尾道駅の近くで、自転車を借りれるところがあるので、そこで自転車を借ります。クロスバイク一台で、保険込みで3100円でした。このうち、保険代は1100円です。ちなみに、この保険代ですが無事に帰ってこれた場合には、自転車を返却する際にキャッシュバックされます。激アツです。
自転車を借りた後は、自転車と共にフェリーに乗って向島(むかいしま)へ向かいます。ここで、110円ほど消費します。向島に到着したら、サイクリングスタート!
今回のサイクリングでは、本州(尾道駅付近)⇒ 向島 ⇒ 因島 ⇒ 生口島 ⇒ 瀬戸田港(生口島)⇒ 本州(尾道駅付近) と経由していきます。
しまなみ海道は、向島からスタートしました。最初のうちは、町の中をサイクリングする感じですが、しばらく走っていると海が見えてきます。
普段、海を見るということはないので、かなり新鮮な気持ちでした。しかも、車ではなく自転車なので風が気持ち良いです。あとたまに、ブンブン吹かしながらバイクが通過していきます。バイクも自転車同様に、鉄のフレームが無い上に、自転車よりもスピードが出るので、海風をしっかり感じることができて気持ち良いと思います。ただ、冬の場合は自転車の場合以上にしっかりと着込まないと、寒いと思います。3月上旬に上着を着て自転車をこいだ場合でも、下り坂は少し寒かったです。
因島大橋です。向島と因島を結ぶデカい橋です。上は、高速道路になっており車がビュンビュン走っていますが、そのすぐ下(橋の内部?)には自転車道と歩道が設けられており、歩行者、自転車と125cc以下のバイクはここを通ります。
因島大橋の真ん中あたりで、因島に突入します。因島でも、しまなみ海道はずっと続いていますが、7人のうち、私を含めた3人は少し寄り道しました。因島水軍城です。
村上海賊の資料などを展示した日本遺産の一つです。日本では唯一の水軍城だそうです。国道から外れた後、少し上った場所にありました。しばらく観光した後に、生口島へ向けて出発です。
また橋です。今度は、橋の下を通るのではなく、高速道路の脇を通る感じでした。この橋は、因島と生口島を結ぶ橋になっています。この橋を渡ると生口島になります。
今回のサイクリングの目的地は、前述したとおり瀬戸田港です。生口島に到着してから瀬戸田港までは、だいたい6.2kmなので、これまで走ってきた距離に比べれば大した距離ではないです。しかし、この時点で午後3時を過ぎていました。ここまでさんざん自転車をこいできて食事は一切なしでしたので、どこかで食事を取ろうと思っていました。ただ、せっかく広島に来たし、何かその地の名物でも食べたいと思ったので、適当に済ませるのも勿体ないと思っていた矢先、瀬戸田港近くで海鮮丼を頂くことができました。
海鮮丼は、瀬戸田港から歩いて10秒の、しまなみロマンさんです。
店員さんが親切に対応してくれて、居心地は非常に良かった上に、めちゃくちゃ美味しかったです。臭み、筋などは一切なく、お吸い物はすっきりとしていました。
海有り県の海鮮丼は、一度食べてみたかったので良い体験でした。
これでサイクリングは終了です。ここからフェリーで本州に戻ります。フェリー代は、大人一人と自転車一台で1800円になります。電動自転車の場合は1900円です。代金は、船内で回収する感じでした。
あと、意外と女性観光客が多かったです。男性でサイクリングしている人は、我々以外にあまりいませんでした。
フェリーが本州に到着した後は、尾道ラーメンを頂きました。
尾道ラーメンは尾道の名物の一つです。見た目以上にあっさりしていました。
そして、駅近くにあった土産店で地酒も買いました。広島県の地酒の一つ「酔心」です。
ちなみに価格ですが、橅のしずくが1100円。「酔心 純米吟醸酒」はなんと1500円でした。やっぱり、地元のお酒は地元で買うと、送料分が浮くので安く手に入ります。もちろん、「酔心 橅のしずく」と「酔心 純米吟醸」の720ml瓶2つを購入しました。 広島駅に戻ってからも、いろいろ食べました。広島駅構内にある広島乃風さんです。牡蛎いりたこ焼きは、友人が注文したもので、一口ちょうだいスタイルで頂きました。